私の体験談

洗脳されてた!?シアンのDV体験談

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こんにちは。うつ病歴7年、闘病の末ようやく克服できたシアンです。

私は高校生の時に付き合ってた彼氏が原因でうつ病になってしまいました。
その彼氏というのが、精神的なDVをしてくるような人だったんです。

束縛やモラハラは当たり前、最終的には反抗する気力さえなくし、数々の言葉の暴力に只々自分を責めてじっと耐えていました。

最初は軽い束縛から始まったんです。
それが不覚にも『私ってこんなに愛されてるんだ~♪』と思ってしまったのがいけなかったんですね。

愛されているという実感を得てしまったために、出来るだけ言うこと・望んでいることを聞いてあげたいと思うようになったんです。

きっとこれがいけなかったんですよね。。。
彼氏を調子づかせてしまった原因じゃないかと思います。

殴る蹴るなどの目に見える暴力行為はなかったものの、言葉の暴力があり精神的に支配されてしまいました。

今回は私が実際に受けた精神的DVの内容や、今当時を振り返って思うことを書いていきます。

あなた自身やあなたの周りでDVはありませんか?
身体的な暴力は目に見えるものなので分かるんですが、精神的DVは洗脳もあって、なかなか気付きにくいです。

DVや洗脳については「DV(ドメスティック・バイオレンス)とは?」で詳しく説明していますので、そちらも参考にしてみて下さい。

私の実体験をご紹介しますので、今一度あなたに当てはまらないかどうか考えながら読んでみてください。

 

 

私がされた暴力の数々・・・

実はあまり記憶がない部分もあったりするんですが、そこら辺は家族に聞いたり友達に聞いたりして補完していますので、大筋は合っていますのでご安心を(笑)

それでは、実際に私が受けたモラハラ・束縛の内容をご紹介したいと思います!

・休み時間、女子とも一緒に行動するな。一人で過ごすかオレと一緒に行動しろ。
・オレに嫉妬させるな。
・ケンカして例えオレ(彼氏)が悪くても必ずシアンから謝れ。
・お前はバカなんだから、ケンカの後は何が悪かったのか紙に箇条書きにして、そのことに対し謝罪文も書いてオレに提出すること。
・テスト期間だろうが、オレ(彼氏)が送ったメールは3分以内に必ず返信しろ。
・クラスの誰とも喋るな。
・テストはヤマをはれ。外れたらシアンは白紙で出せ。ヤマが外れた責任を取れ。
・オレを不快な気分にさせるな。
・頼むから死んでくれ。でも本当に死なれたら困るからオレの前から消えてくれ。

覚えてる限りでこんな感じの理不尽なモラハラや束縛内容でした。

彼氏の思考回路を理解に苦しむ部分はありますが、無理やり解釈すると、わりとモテていた私を心配して束縛をすることで安心したかったのだと思います。

自分に自信がなかったんでしょうね。

 

そして少しでも逆らうと「オレに逆らったら学校でどうなっても知らないよ~」と完全に脅されてました。

学生にとって、学校は社会。学校が全て。
彼氏は必ず有言実行する奴だと恐れていたのもあって、従うしかなかった弱い自分が心底イヤでした。

実際に反抗したこともあったんですが、授業中にアンモニアの刺激臭を直で嗅がされたことがあったので、怖くて反抗する気もなくなってしまったんです。

 

 

それでも初めは優しかった!

交際が始まり、最初の方はとても楽しかったです。

話は面白いし、優しいし、当時男性経験が少なかった私にとっては『彼女扱い』をちゃんとしてくれたことがとても嬉しく感じていました。

一緒に登下校したり、デートをしたり、そこら辺のカップルと同じように楽しく過ごしていたんです。

照れながら「こんなこと言ったら困るかも知れないけど…男女問わずシアンを取られるのがイヤ」と言ってきたことがあったんです。

わりと男女隔たりなく友達が多かったので、きっと心配になったんでしょう。

本当に私のことを好きだってことが伝わってきて、独占欲をむき出しにしてきました。

しかし私も当時はまだ恋愛経験も豊富ではなく、ヤキモチ妬かれることも人生初の経験だったので正直嬉しく感じてたんですよ。

本当に毎日が楽しくてとても充実したスクールライフを送っておりました。

 

 

アメとムチの使い方が絶妙・・・

だんだん束縛をするようになって、次第に私をコントロールするようになってきました。

少しでも男子と喋ろうものなら「そんなにオレに不愉快な想いをさせて楽しいの?」と、訳の分からないことを言ってくるようになりました。

彼氏の機嫌が良い時は今まで通り、すっごく楽しく過ごせていたし、「あぁ、私は本当にこの人のこと好きだな」って思えてたんですが、一度スイッチが入ってしまうと物凄く私を口撃してきてたんです。

機嫌が良い時と悪い時の波が極端なものだから、私もびくびくするようになり、いつ機嫌を損ねてしまうのかと顔色を伺うばかりでした。

普段の彼氏は本当に今までと変わりなく、優しくて楽しい人だったんですよ。
なので、彼氏の機嫌を損ねてしまうのは私が悪いからだと思うようになり、私が悪いから罰を受けるんだと感じました。

私はまだ彼氏のことを『好き』という気持ちが大きかったため、彼氏と別れるという選択肢はありませんでした。

 

 

DVを受けていた当時の心境

しかし、不思議な事に彼を責めるより、真っ先に自分を責めていました。
今思うと、色々洗脳されていたのかもしれません。

彼氏がこんな束縛するのは私が悪いからなんだ。
私が先に彼氏を不快な気分にさせてしまったんだ。
だから彼氏から罰を受けるのは当たり前なんだ。
私は彼氏が言うように勉強は出来ても、人の心を理解できないバカだから、
だから気づかないうちに彼氏を傷つけてしまってたんだ。
だから、私が悪いから我慢しないといけないんだ。

そんな感情で心を支配されていました。

今では彼氏の言ってることが理不尽でおかしいというのは分かるんだけど、当時は「自分が悪いから…」としか思っていませんでした。

あまりにも辛く感じていたので、別れたいという気持ちも正直ありましたよ。

別れたい気持ちもあったものの、やはり彼氏のことがとても好きでしたので、別れたいけど別れたくないという相反する気持ちをずっと持っていました。

「私に辛く当たる彼氏は嫌だけど、それ以外は優しいし楽しいから…」「自分が悪いから…」って思っていたので「自分の悪いところが直ればまた楽しく過ごせる」「自分が変わらないといけないんだ」と考えていたんですよね。

 

 

 

今当時を振り返って思うこと

私は過去に受けたDVが原因で鬱病を発症したわけですが、実はこの頃の記憶が曖昧だったりするんですよね。

と言うのは、人間って本当に辛い記憶は脳が勝手に忘れようとするそうで、私自身も例に漏れず、当時付き合っていた彼氏のことを思い出せない部分が実は結構あるんですよ。

その頃のことを日記に綴ったりしていましたので、日記に書いていたことは覚えてるんですが、それ以外のことは思い出したくても思い出せなくなってるんですよね。

なので、私がこのブログに書いてある内容は覚えてることだけを書いています。
思い出したことが増えたらまた書いていきますが(笑)

 

今でこそ『DV』という言葉は広く知れ渡っていますが、まだまだ他人事のように感じている人も多いんじゃないかと思います。

大なり小なり、彼氏・彼女の言動や束縛に悩みを抱えている人は結構いるんじゃないでしょうか。

あなたの彼氏・彼女は束縛してきますか?

その内容は理解できる内容ですか?
彼氏・彼女に「そう言われても仕方ないわな」と思えるような内容でしょうか?
DVではありませんか?

恋人間で起こるDVって、被害者の方は『自分は被害者なんだ』と感じる人は少ないです。

またはDVであることに気付いても、精神的に追い詰められて逃げ出すことが出来ない状況ってこともあり得ます。

当時の私も精神的な暴力を受けているって自覚は全くありませんでした。

私が「あれは精神的DVだったんだ…」と感じるようになったのは、当時の彼氏と別れてから数年経った後です。

それも役所に置いてあるパンフレットに『精神的DV』という記事が載っていて、それを見て初めて精神的な暴力もDVに当たるんだと知ったぐらいです。

客観的に第三者の方が見ると「それは明らかにDVだよ!」って分かるんですが、当事者本人はそんな風に思えない心理ってのがすごいですよね。

まさに洗脳されてるんだと思います。
私自身がそうだったんですが、『こんなに束縛されるのは愛されてる証拠なんだ』『自分に非があるから彼は怒ってる』と常々思っていました。

当時は自分が悪いから彼が怒るんだと思っていましたが、今現在、当時を振り返ってみて思うのは、

彼は私を支配したかっただけなんじゃないかな
・思うようにコントロールしたかっただけじゃないかな

と、いうことです。

彼の思い通りに私が動かないから怒る。
そういうことだったと思います。

 

男女間の問題は本当に根が深いですね。

こういった問題の奥底には『相手のことが好きだから』という思いがありますので、別れるという選択を鈍らせてしまうんです。
そして「バカな私のために怒ってるんだ」と思うようになってしまうんです。

最終的には『言うことを聞かなかった自分が悪かったんだ』『彼氏はこんなにも私を好きでいてくれてるのに…』という自分を責める方向へ行ってしまいます。

私の場合は誰にも相談出来なかったことが一番の原因かなとも思います。

仮に友達とかに「それはDVだから別れたほうがいいよ」と言われたとしても、きっと聞く耳を持っていなかったでしょうが、それでも「この状況っておかしいのかな…?」って気付く一つのキッカケにはなったと思うんですよね。

その頃はその状況がおかしいなんて全く思ってもみませんでしたから。。。

だから誰かに相談して何かしらのアドバイスを戴けていたら、置かれてる状況に少しでも疑問を持てていたら、何かが変わったのもしれないと今では思うようになりました。

 

あなた自身やあなたの周りでは大丈夫ですか?
身体的な暴力は目に見えるので分かりやすいですが、精神的DVはなかなか本人も気付きにくかったりします。

精神的DVを受けていることに気付いているけど、なかなか抜け出せないというあなた。
もしも、今の状況を少しでも変えたいというのであれば、ぜひこちらの「もうびくびくしたくない!DV男への対処法」もご覧ください。

私みたいにうつ病になってしまってからでは遅いです。
余計にお金もかかりますしね。。。

少しでも現状打破したいあなただけ、上記の記事を読んでみて下さい。

私のような体験をあなたがしていないことを祈っています。

少しでもこの記事があなたの役に立ちますように。

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