私の体験談

うつ病だった私が体験した不眠症状

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こんにちは。うつ病歴7年、闘病の末ようやく克服できたシアンです。

今回は、私の不眠の症状についてご紹介します。

克服した今となっては普通に寝ることが出来てるわけですが、当時は本当につらかったですね。
何が辛いって、眠れないこともそうなんですが、誰も苦しい気持ちを理解してくれなかったのが本当に苦しかったです。

不眠症状で悩んでるあなたも、あなた一人ではないですよ^^

私の当時の不眠の症状と、どのようにして不眠になったのか、うつを克服した今だから思えることも踏まえて、私の体験談をご紹介します。

 

うつ病の方の多くが経験する「睡眠障害」

私がうつ病になって一番悩まされた身体症状が、睡眠障害だったんですよね。
私の場合は「不眠」の症状にかなり悩まされました。

睡眠障害とは

その名の通り、睡眠に関する障害。
眠れなくなる不眠という症状と、寝すぎてしまう仮眠の2種類があります。

うつを患ってる方に多く現れるのは「不眠」の症状なんですよ。
人によっては「仮眠」の症状が出る場合もあります。

私の不眠は、眠いと感じているのに寝られない、または全く眠くならない症状が出ていました。

色んな睡眠導入剤を処方してもらいましたが、特に効果は感じられず…。

当時は本当に辛くて苦しくて、誰にも分かってもらえないのが何より悲しくて。

今では深夜にも面白いテレビは多くやってるし、ネットがかなり普及しているので暇つぶしになるものはいっぱいありますが。

当時の私は、ただただ長い夜を一人布団で過ごすことが、何よりも苦痛でした。

今思うと、時間を持て余してたんですよね。
今となっては時間がなさすぎる私なので、ある意味当時の自分が羨ましい(笑)

体が薬に慣れて効き目がなくなる・・・?

うつ病を調べている時に医師が執筆した書籍とか読んでいたんですが、その本にはこう書いてありました。

「体が薬に慣れて効き目がなくなるようなことはない」

お医者さんが書いてる書籍だったので、おそらく間違いではないと思いますが、
私の実感としては、だんだんと効き目がなくなっていったように感じましたよ(笑)

どんな薬を試しても『この薬は効果がない…』と感じていたので、どんどん強い薬になっていったんですよね。

薬の量もどんどん増えて、一番ひどい時には睡眠導入剤だけで1回10錠以上も処方されておりました。

それでも改善することはなく…。

お医者さんは「そんなことはない」と言うかも知れませんが、
「体が薬に慣れて効果が感じられなくなってきた」というのが、私の正直な感想でしたね。

もしかしたら思い込みだったかも…?

「効果が感じられなくなってきた」と思ったのは事実ですが、
今当時を振り返ってみると、もしかしたら「自分の強い思い込み」だったのかも?と思います。

人間て「思い込み」だけで自分の脳を騙せるって知ってました?
これは科学的にも証明されてると、テレビや本でも紹介されています。

以上のことから、当時の私の「この薬は効果がない」という『強い思い込み』のせいで、自分自身の脳を騙してしまっていたのではないか、と今は思います。

まぁ結局、そうだったとしても、そうでなくても、辛かった気持ちに変わりはないんですけどね。

 

私の不眠の始まり「眠ってはいけない」

ではでは、私の不眠の始まり方についてご紹介しましょう。
実は、私はある時急に不眠の症状が現れるようになったんですよ。

私が不眠の症状が出た頃、何故かは分からないんですが、「眠ってはいけない!」という考えが強く頭にこびりつきました。

・眠ってはいけない
・眠ることを許されていない

このような強迫観念みたいなものにとりつかれてしまったんですよね。
それで私は熟睡することが全く出来なくなってしまったんです。

ですが、人間の構造上、絶対にいつかは眠りについてしまいますよね。

そんな私も眠りにつくことはあったんですが、
眠りにつけた後、夢の中で『寝るな!』『起きろ!』と自分自身の潜在意識のようなものに度々起こされたんです。

その結果、全く熟睡することが出来なくなりました。。。

眠たいのに眠ることを許されない、不思議な感覚ですよ。
寝た後も夢の中で、自分自身(?)に起こされてましたからね。

そのうち、夜中に目が覚めてしまう中途覚醒、朝方早くに目が覚めてしまう早朝覚醒などが、頻繁に現れるようになりました。

 

眠れないことへのストレス

目を押さえる

夜に眠れないことは本当に苦痛以外の何ものでもありませんでした。

これはマジで経験した人じゃないと理解できない苦しみだと思います。
これ以上の苦痛はないと言ってもいいぐらいの苦しさですよ。

私の場合は時間を持て余していた

当時の私は、時間を持て余していたのが苦痛だったんだと、今なら思います。

今では携帯電話やスマートフォン・インターネットなどが広く普及していて、夜眠れなくても時間を潰す道具は色々ありますよね。

今は気軽に誰とでも繋がれる時代になっていて、寂しさを感じても、誰かと繋がることがたやすく出来るようになっていますよね。

私がうつ病になった頃は、まだそういったものがあまり普及していなかったので、時間を潰す道具がほとんどありませんでした。

そのため、夜がとてつもなく長く感じて、孤独感でいっぱいだったんですよ。
4~5時間も布団でじっとすることが苦痛で苦痛で仕方ありませんでした。

だけど極端な集中力低下

その頃の私の集中力は極端になくなっていたので、何もすることが出来ない、というのが正直なところですね。

なので、時間を潰す道具があったとしても、結局のところ時間を持て余していたと思います(笑)

家族も友達も寝てしまった後は、一人で孤独の長い夜を過ごすのがとてもとても苦しかったです。

布団に入った後に何時間もゴロゴロし続け、やっと眠りにつけたかと思ってもすぐに覚醒してしまう(時間にして30分程度)。

そしてそれを毎日繰り返す。

早朝覚醒した時も『また今日も眠れなかった…』と睡眠に関してのストレスを物凄く敏感に感じ。
夜寝るときは『今日は少しは眠れるのかな…?』と不安に感じ。

眠れないことに関しての苦痛やストレスは並大抵のものではありませんでした。

この辛さや苦しさは、不眠を経験したことのある人にしか分からない気持ちだと思います。

 

誰も分かってくれない

まず、不眠で苦しい思いをしたのに、誰にも理解されなかったんですよね。。。

よく家族には「そんな『眠れなかった』っていう風に考えずに、今日はそういう日なんだって思うようにしたら?」と言われてました。

正直なところ、それが出来てたら苦労はしなかった。
そういう風に思うことが出来なかったから苦しかったのに。

そんなことを伝えても、やっぱり理解はされませんでした。
「そういう考え方だからダメなんだ」と言われてるみたいで、家族に理解してもらおうという気持ちがなくなりました。

誰にも理解されない苦しさ。
だからこそ余計に一人で抱え込み、悩んで、誰かに相談したところで理解されないだろうと勝手に諦め、更に苦しくなり…。

まさに『負のスパイラル』ですよね。

誰にも理解してもらえないことが辛く悲しかったです。

 

眠剤があまり効かない・・・

錠剤の写真

病院へ通うようになり、最初に処方されたのは睡眠導入剤でした。

それまで眠剤というものを全く飲んだことがなく、これで眠れるようになると思って少し期待していたんですが、現実はそんな甘くありませんでした。。。

確かに初めは薬が効いていたのかも知れない。
眠剤を服用した初日は眠れたかどうかなんて考えてなかったと思います(ここら辺は記憶があまりない…)。

ただ、一番覚えているのが、眠剤を初めて飲んだ翌日は身体が動かせなかったということ。

朝目が覚めてトイレに行こうと思っても起き上がれない。
でも尿意は感じている。

寝返りをうつのも一苦労な状態で、頑張って這いつくばって動いてみるけど、本当に身体がダルくて立てない。
頑張って近くにあるものを掴んで立ってみたけど、力が入らずにすぐバタッと倒れてしまう。

この状態が副作用なのか、今まで薬を飲んだことがなかった身体への反動なのか、それとも薬が効きすぎていたのか。。。

実際の所は分かりませんが『眠剤すげぇ威力だな…』と働かない頭で脳天気に考えておりました(笑)

そしてその日から薬漬けの日々が約7年も続いたんです。

 

悪循環しか生まない

以上が私が体験した不眠の症状です。

不眠って本当に辛いですよね。
これを見ているあなたも、おそらく辛い状態にあるんだと思います。

不眠の辛さというのは、実際に経験してみないと、誰も分かってくれないですよね。

夜に眠れないから昼間も強い眠気に襲われたり、それでも昼寝すら出来ない状態で、また夜が来ても眠れず…。

そういった状態が続くので体の疲れも取れなくて、昼間の集中力も欠如し、常に頭がボーッとしている感じだったんですよ。

かなりの悪循環です。
特に仕事をされてる方だったら、仕事に集中できなくなるので、死活問題になるのではないでしょうか。

眠れない

昼間眠くて作業効率が下がる

夜またもや眠れない

体の疲れも取れない

集中力もなくなる

眠れない

常にボーッとしている
頭が働かない、やる気もでない

こんな感じですごい悪循環になってしまうんですよね。

そうならないためにも普段の生活習慣で予防出来ることは取り入れて積極的に予防した方が良いですよ。

 

質のいい睡眠をとるためには

まず、手軽に出来る簡単な予防法を2点ご紹介します。

①就寝30分前にはスマホやPCを触らない。

②朝起きたら太陽の光を浴びる。

詳しい説明は今回省きますが、この2点を実行するだけでも、結構効果が現れますよ。

騙されたと思ってぜひ試してみて下さい^^

不眠などの睡眠障害になってからでは遅いので、仕事で忙しいあなたもぜひ積極的に予防法を取り入れて下さい。

こちらの記事「抑うつ気分を吹っ飛ばせ!たったの6つの鬱予防法」には鬱の予防法を載せていますが、これらは実は不眠にも効果のあるものなので、ぜひ参考にして下さいね。

また、仕事が忙しいために手っ取り早く不眠の症状をどうにかしたい、睡眠の質を上げたいとお考えのあなたは、サプリメントを利用されてみてはいかがでしょうか?

実際に私も最近利用してみましたが、自然と眠気を感じ、そのまま寝ることが出来ましたよ。

もし良ければ、一度こちらも見てみて下さい。

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この記事が少しでもあなたの役に立ちますように。

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