私の体験談

もしかして新型うつ!?私はバイトだけが出来なかった

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こんにちは。シアンです。

実は私が病気だった頃、バイトが全くと言っていいほど出来なかったんですよ。

バイトをしたくないって思いはあったんですが、このままじゃイカン!とも思ってたので自分の中で結構葛藤していました。

正直に言うと、もうちょっと心も身体も休ませてくれよって思ってたんですよね。

が、そんなこと言えるはずもなく…。
学校も行かずに勉強もせずに家でぐうたらするのにも気が引けましたので。

私みたいに働けるなら働きたいけど、身体が思うようにいかないから続けられないって人多いんじゃないでしょうか?

今回は私のうつ病の頃のバイト経験をお話ししますね。

 

 

家族からの圧力

20歳頃を過ぎると、家族からの圧力は結構ありましたよ。

「バイトぐらいしたら?」
「普通の大人は家に多少なりともお金を入れるものだ」
「なんでバイト続かないの?」
「精神病だからって逃げてない?」などなど。。。

今となればそう言ってしまう家族の気持ちは分かります。
きっと逆の立場だったら同じことを言っていたのかもしれない。

でも、当時は本当に無理だったんですよ…。
自分でもどうして続けられないんだろうって思ってたぐらいなんで。

そのことを親に言っても「根性が足りないからだ」って言われてたので、もう自分ではどうすることも出来なかったんですよね。

親も「やっぱりこのままじゃダメ」だと感じてたと思います。

無言の圧力とでも言いますか、それとなく「このままでもいいの?」と言われることが増えました^^;

しかも「家に2万円入れないなら家から追い出すぞ」って言われてましたよ。
実はこの言ってることは私にハッパかけてバイトを続かせたいって意図があったみたいなんですが、完全に逆効果でしたね。

そして次第に「バイトぐらいしなさい」「家にお金入れなさい」と言われ続けるようになり本当に心底窮屈な思いをしました。

当時は出来ないから悩んでんだよ!」って感じでしたね~^^;

 

 

出勤拒否

孤独

家族からの圧力があるからバイトの面接に行き、受かったら頑張ってバイトするものの1週間ぐらいで根をあげ、根をあげたら『もう行きたくない』モード全開で、あの手この手で出勤拒否。

『今日は鬱がヒドイから…』
『今日は起き上がれないから…』

とにかく行きたくない、その一心で仮病にも似た行動をとっていました。

これは所謂「引きこもりニート」そのものだな(笑)

心の奥底では「このままじゃいけない」という焦りの気持ち、でも何故か出来ない、バイトしたくない、むしろ社会に出たくないという気持ちでいっぱいでした。

無理してバイトに行けば、倒れてしまって救急車のお世話になってしまったり、トイレで隠れてリストカットしていたり。

そして早退。

とにかくどんな手段を使ってでもバイトに行きたくないという感じでしたね^^;

正直な所、本心では何もしたくなかったんですよ。

でも、周りの友達たちと自分を比較してしまい「このままではダメだ!」と自分にムチを打っていました。

本当のところはバイトもしたくなかったんです。
とにかく何もしたくなかった。

きっと自分にムチ打ったのがいけなかったんですよね。

心も身体も疲れきっててガソリンがない状態で動いていたんだから。

ゆっくり休養すべきだったのに、無理して動いてしまったからその分余計に回復までに時間がかかってしまったんでしょうね。

 

 

記憶力・集中力の欠如

目を押さえる

何よりまず、その病気の頃というのは、記憶力・理解力が共にめちゃくちゃ低下していたんですよ。

うつ病の症状に記憶力や理解力も低下が挙げられます。
私もその症状が出ていたんです。

私自身は「少し記憶力落ちたかな~?」って程度にしか思ってなかったので、そこまで症状として現れてるという自覚はなかったんですけどね(笑)

詳しくはこちらの「何も覚えられない・・・ハンパない記憶力の低下」もご覧ください。

なんでこんな簡単なことが覚えられないの?
きちんとメモ取ってるし家に帰っても復習してるのに覚えられない…
文字を読むことは出来てるけど、言葉の意味が頭の中に入ってこない…

本当に何も覚えられないし、教えてもらっても理解することが困難でした。

そんな状態だったので余計にバイトをしたくないと思ったのかも知れません。

辞める時に「こんな物覚えの悪い人は初めてだ」と言われたこともありましたね(笑)

当時は何故こんなにも物覚えが悪くなったのか不思議で仕方ありませんでしたが、今にして思うのは、やっぱり「うつ病」という病気がそうさせてたんだな~ということです。

 

 

 

「怠け病」だと自分を責めた

そして家族の圧力に耐え切れず、無理やりバイトをしていましたが、本人にやる気がないので当然のことながら続くはずもありませんでした。

出勤したくない
休みたい
でもこのままの状態もダメだ…

言葉だけで見たら、ただの甘えのように感じるんですが、その頃は本当に辛かったです。

簡単なことも覚えられず、こんな自分はダメダメ人間だと感じていました。

ものを覚えられないのも、バイトを続けられないのも、心のエンジンが空っぽになってる状態で動いてたわけですから、エンストして当たり前ですよね。

動くこと自体が苦痛でしかありませんでした。
布団から出ることすら苦痛だったんですよ。

だけどその状態も私の気持ちも誰も分かってくれませんので、私自身も病気のせいなのか分からなくなりました。

自分でも「これはうつ病のせいじゃなくて、怠け病なんじゃないの!?」と、自問自答する毎日だったんですよ。

結果的に、私は病気が治った後はきちんと仕事に就けて現在も続けているので、怠け病じゃなかったわけです。

 

 

もしかして、実は私は新型うつだったのでは?

最近よくテレビや新聞でも取り上げられている「新型うつ

簡単に言うと、従来のうつ病とは異なり、自分の好きなことは出来てしまううつ病です。

そのせいで周りから誤解されてしまいやすい病気なんですよね。

新型うつについて詳しくはこちらの「新しいうつ病!?「新型うつ」とは」もご覧ください。

もしかしたら当時の私はこの「新型うつ病」だったのかもしれないと最近思うようになりました。

専門家じゃないので断言は出来ませんが(笑)

好きなことや興味のあること、また友達と出歩くことも出来たんですよね。
なのに、ただ一つ、バイトに関してだけはどうしても出来ませんでした。

私自身、『何で出来ないの?』『どうして?』『本当に怠けてるだけじゃないの?』と色々心の中の葛藤はすさまじいものでした。

その葛藤している中、家族にも圧力をかけられていたので余計に苦しくてたまりませんでしたね^^;

私がうつ病で苦しんでいる当時はまだ「新型うつ病」なんて言葉すらなかった時です。

もし、その時にこのことを知っていれば、十分な休息を取れたのではないかと思います。

根性が足りないなぁと当時はぼんやり思ってたんですが、出来なくて当たり前だったのかも…と思えるようになったのはつい最近のことなんですよ。

 

 

理解は得にくいよね・・・

でもきっと家族にとっては、その新型うつ病も『言い訳』でしかなかったんだろうなぁとも思います。

「うつ病」自体を理解してくれているようで理解はやっぱりされてませんでしたから。

実は理解してもらえないことをすごく寂しく感じてたんですよ。
理解してほしいから色々伝えてみたけど、口では「分かったよ」と言うものの、表情はどこか疑ってるかのような雰囲気、それを察知して、もう理解してもらうことを諦めちゃいました。

きっと何を言っても理解なんてしてもらえない。
諦めたとは言っても、やっぱり理解してほしくて、でも理解されないんだろうなって分かってるから苦しくて。

私が新型うつ病だったとしても、きっと理解はしてもらえなかったと思いますよ。

だって、一見サボりたいだけのように見えちゃうじゃないですか。

新型うつって社会的にも理解を得にくい部分てありますよね。

絶対これを理由にサボろうと企む健常者いますよ。。。
あまり悪い方に考えたくないですけど。

でもそんな悪いことを考えて仕事を休む奴って絶対いるはず。

しかもそれがバレちゃったら「新型うつ=サボり」って風潮が出来てしまいますよね…。

本当に苦しくて仕事を休む人もいるのに、うつでもない人が新型うつを理由に休まないでほしいですね。

 

ちょっと話は逸れてしまいましたが、以上が私の病気の頃のバイト経験です。

うつ病の時にすることって本当に何もかもが空回りなんですよね。

記憶力や集中力がなくなってるから何も覚えられないし、そんな自分に腹立つし。

家族から圧力受けて頑張ってみたけど、心のガソリンがないからやっぱり続かないし。

簡単なことも出来ない自分なんて存在価値がないとすら思うし。

やっぱり、病気なんだから無理せずに休むべきなんですよね。

 

今では家で出来る仕事、在宅ワークって結構多くありますよね。
しかもパソコンやネット環境さえ整っていれば簡単に誰でも出来るものが増えましたよね。

うつ病の頃に、今みたいに在宅ワークが広く普及し、ノルマとかなく自分のペースで仕事が何かできてれば良かったのにな…と思います。

良ければ私が独断と偏見で選ぶ4つのおすすめ在宅ワーク!もご覧ください。

 

この記事が少しでもあなたの役に立ちますように。

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