うつ

DV被害者だと気付けない!?自分が『被害者』という自覚がない理由

更新日:

こんにちは。うつ病歴7年、闘病の末ようやく克服できたシアンです。

私は高校時代に付き合ってた彼氏から精神的DVを受けていたことが原因でうつ病を発症してしまいました。

実に約7年もの月日を無駄にしてしまったんです。
20歳前後の人生で一番楽しめる時を無駄にしてしまったんですよ…今でも悔しいです。。。

そして完治するまでには、言葉では言い表せないような苦しい状況を味わいました。

高校生の頃のそんなDVをする男と付き合ってた自分を殴り飛ばしてやりたいですよ。

私にとってはDV彼氏との思い出が人生の汚点なんですが、当時は自分がDVを受けているという自覚が実はなかったんです。

いくら理不尽なことを言われたとしても、自分が悪いんだと思って疑わなかったです。
まさに洗脳された状態ですよね。

その彼氏から受けたDVの内容については「洗脳されてた!?シアンのDV体験談」に詳しく書いてますので良かったらご覧ください。

実はDV被害者ってなかなか時間を持てなかったりするんですよね。

まだ身体的な暴力だったら分かりやすいんですが、私みたいな精神的DVでしたら本人はまず気付かないです。

徐々に徐々に洗脳されてしまいますから。

そこで今回は、DV被害者であるにもかかわらず、自分が被害者だという自覚がない理由について解説していきますね。

あなた自身やあなたの周りにDVがないことを確信するためにも最後までぜひご覧ください。

 

 

 

『自分も悪いから』という意識が根底にある

彼氏・彼女

これは私もそうでした。
心の奥底には「自分が悪い。だから彼が怒るんだ」という考えしかなかったです。

DV被害者を対象に、ある専門家が調べたところ、「自分も悪いから」と回答した人がほとんどでした。

例えば、男友達と他愛ないメールのやりとりをして、そのことについて彼が怒り暴力を振るったとします。

その時のDV被害者の心理は『私が男友達とメールをして彼に嫌な気持ちにさせてしまったから、私が悪いんだ。だからこの暴力は仕方がないんだ。彼は悪くない』という気持ちになってしまうんです。

彼が怒る(暴力を振るう)のは自分が悪いことをしたせいだ、そのせいで罰を受けているんだ、という自責の念を持つために、自分がDVの被害者であると自覚できないケースがほとんどなんですよね。

これが恋愛面において一番厄介な状態ですよ。
だって相手に対する「好き」って気持ちがありますからね。

相手に対する「好き」という気持ちがあるせいで、「被害者・加害者」の関係にあるにもかかわらず二人を離れられなくしてしまいます。

また、「好き=こういうことで暴力を振るうってことは、それだけ私のことを愛してくれてるんだ」と勘違いしてしまう女子がどれほど多いことか。

残念なことに、こういうねじ曲がった解釈をしている女性は多いと思います。
恋愛関係にあるDVの場合は複雑に色々な事情が絡んできて余計に発覚しないんでしょうね。

暴力を振るわれたとしても、自分が悪いことをしなかったら暴力はなかっただろう。
だから結局のところ自業自得のことなんだ。
と、納得してしまってるためにDVに対して抵抗もしなければ、他者に相談することもなく、第3者に発覚することもない。

よって、DVはどんどんエスカレートしていき、被害者は「自分が悪いんだから我慢しなくては…」と抵抗もせずDVを受け入れてしまうという悪循環が生まれてしまうわけです。

そして、そういうDVする男ってのは普段はすごく優しかったりします。
アメ(普段見せる優しさ)とムチ(暴力)』の使い方が絶妙に上手いんですよ。

 

 

要注意!知らないうちに洗脳!?

彼氏・彼女ケンカ

DVする側の魔法のコトバがあります。

『全てはお前のためだから』

はい、これはDV加害者の常套句です。
これを言いいながら束縛してきたり、暴力を振るってきたりしてたら気をつけましょう。

本当に相手のことを想っていたら、過剰な束縛なんてしません。
相手のことを本当に想ってるのなら、暴力なんてもってのほかです。
きちんと愛してくれてるのなら、一時の快楽に溺れず避妊もきちんとしてくれます。

相手の人権を無視したような行動・言動をしてる人は「お前のためだから」と言いながら、結局は自分の支配下におきたいんですよ。
自分の操り人形にしたい、コントロールしたいってのがDV加害者の深層心理だと思います。

これはハッキリ言って洗脳状態です。
洗脳されることの怖さとは、正常な善悪の判断が出来なくなってしまうことです。

要はそれまでは、どんな理由があったとしても暴力はいけないことだと分かっていたのにもかかわらず、暴力を振るわれてしまうのは仕方がないと心の底から思ってしまうことが洗脳の怖いところですよね。

 

 

被害者だと自覚することの難しさ

放課後デート

身体的暴力はまだ分かりやすい(自覚しやすい)のかもしれません。
目に見えて「これは暴力だ」と分かるからです。

いくら「私に落ち度があるから…」と思って、彼の暴力を受け入れても、暴力は暴力。
絶対にいけません!

逆に、束縛やモラハラなどの精神的DVに関しては自覚することがめちゃくちゃ困難だと思います。

相手のことを好きになるとヤキモチを妬いたりすることもあるでしょう。
好きな人にはずっと自分を見ていてほしいという欲求も出てくるでしょう。

その現れが「束縛」になるだろうし、その束縛によって「私って愛されてるんだ」と実感できる人もいるでしょう。

これが難しいところですよね。

束縛の程度もどこまでは許せて、どこからが許せないのか。
それも人それぞれですからね。

 

いかがでしたか?
あなたも今一度、自分を振り返ってみて下さい。

あなたは「私の彼氏・彼女は大丈夫だ。DVなんかない」って胸を張って言えますか?

胸を張って言えるのなら大丈夫です。
もし「前にあんなこと言われたけど、それはだって私も悪いところがあるから…」と真っ先に思ったんでしたら、それはDVかも知れませんよ。

DVを本当に受けてない人は「私も悪かったから…」って考えが真っ先に出てくることはありません。
DVを受けてない人は胸を張って「大丈夫」って言い切れるんですよ。

もし、ほんの些細なことでも疑問に思うようでしたら、本当に相手を思ってしている行動・言動なのか、今一度冷静な目で客観的に自分を見つめ直してみて下さい。

第3者の人間に相談してみても良いですね。

DVによって私みたいに人生を狂わされないようにして下さいね。

彼氏や夫による精神的DVに気付いているんだけど抜け出せないというあなた。

もし、現状を少しでも変えたいと思うなら、こちらの「もうびくびくしたくない!DV男への対処法」もぜひご覧ください。

別に今のままで良いし…って方はこちらを見なくて結構ですよ。

変わりたい、今のこの状況をどうにかしたいっていう強い気持ちがあるならお読み下さいね。

 

この記事が少しでもあなたの役に立ちますように。

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