私の体験談

誰か助けて!私が自傷行為をしていた本当の理由

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こんにちは。うつ病歴7年、闘病の末ようやく克服できたシアンです。

あなたは「自傷行為」って言葉を知っていますか?

自傷行為というのは文字通り、自分の体を自分で傷つける行為のことです。

私が初めて自傷行為をしたのは17歳の時。
勉強のストレスや彼氏からのDV、女子からのイジメなど、様々な要因が重なり抑うつ状態に陥ってリストカットをしてしまいました。

それだけ心が限界だったんです。

そこで今回は私の自傷行為について書いていきます。
自傷行為に走るのは心が悲鳴をあげているからなんですよ。

もし、あなたの周りに自傷行為をしている人がいるのなら、バカげたことだと思わずにそっと心に寄り添ってほしいと思います。

 

 

自傷行為をするようになったキッカケ

では何故、私が自傷行為を最初にしようと思ったのか?
それは当時読んだ本の影響を受けたのが原因です。

タイトルとか忘れてしまったんですが、初めて『鬱』という文字を見つけた本がありました。

当時は『うつ病』というものがあまり知られてなかった時代でしたので、何気なく『鬱?なんだろう?』という好奇心から、その本を手に取り読んでみると、そこには当時感じていた心のダルさや不眠の症状、うつ病の概念のようなことが書かれていました。

あ、今の自分に当てはまっている…!
そこで初めて「私は鬱なのかな?」と思うことが出来たんです。

その本の中には『自傷行為』についても記載されていて、そこで初めて自分の身体を自分で傷つける行為(=自傷行為)の存在を知りました。

今になって思いますが、そういった知識は欲しくなかったですね(笑)

それからしばらくして、何気なく買ったマンガ本の中に、主人公がリストカット(手首を切る行為)をするシーンがあったんですよ。

その場面は手首を切った後、主人公の気持ちが少し楽になるという描写が描かれていました。

その頃は大分衰弱していて、色々限界に感じていた頃で、そのマンガの描写に影響されてしまい「私もリストカットしてみよう。少しは心が晴れるのかな?」という軽い気持ちで初めて自傷行為(リストカット)をしたんです。

 

 

私が自分の体を傷つけた理由とは?

よく心の痛みを紛らわせるために体を傷つけると言いますが、本当にその通りなんですよ。

実際、身体に痛みを感じている間は一瞬ですが心の痛みを少し忘れられたように感じたのは事実です。

この感情も経験したことのある人にしか分からないと思います。
健康な方からすれば理解に苦しむでしょう。

私もリストカットをしていた理由が、その置かれている自分の状況から逃れたいというのがありました。

彼氏からの精神的DVや女子グループによる学校でのイジメ、成績を落としてはいけないという過度のストレス。

え?そんなことで?と思うかも知れませんが、当時は心が破裂しそうだったんですよ。

私は心に負担がかかると自傷行為をして気を紛らわすようになってしまいました。

身体を傷つけることによって心の苦しさを和らげる。
そう思って自分の手首や腕、足首や太もも等、いたる所を自分で傷つけておりました。

一通り自分を傷つけた後、じっと傷口を見て、『これが身体の痛み。今感じている私の心の痛みに比べたらまだまだだ…』と思って更に傷つけるようになってしまいました。

リストカットをしていた期間は、

自分なんか存在する価値がないと思っていたので、傷つけて、痛みを感じて、生きている実感がほしかった。
自分はなんでこんな苦しまなくてはいけないのかと周りを呪い、憎んだ。
産まれてきたことに後悔した。

そういうことを考えていました。

そして、

こんな感情を伝えても誰も理解してくれない。
そんなことは分かってる。だから孤独に戦ってるんだ。
周りの友達は大学生になりキャンパスライフを楽しそうに送っている。
私もそこにいるはずだったのに。
なんで私はそこに居ないの?

こういった人生の挫折を初めて味わった感じなんですよ。
置かれている状況を嘆いても何も始まらないのにね。。。

あの自傷行為を繰り返し行なっていた期間は、自傷行為に依存することによって、何とかこれ以上精神が壊れないようにしていた一種の防衛反応だったんじゃないかなと今では思います。

 

 

リストカットをせずにはいられない・・・!

完全に依存してましたね。
毎日リストカットをしないと気が済まないって感じでした。

朝起きてまず思うことが、「あ、手首切らないと…」でしたからね。。。
起床直後にベッドから降りては机に置いてあるカミソリでリストカットをしていました。

そして、自分の部屋にあるテーブルの上で切って血を流し、テーブルの上に溜まった血だまりを見て「今日はこんなに血が出た♪」と血液の無駄遣い(笑)をしておりました。

 

私は当時なぜ自傷行為を繰り返したかというと、自傷行為をすることによって心の苦しさを紛らわせるだけでなく、周りに苦しさを分かってほしいとアピールしたかったんだと思います。

いくら「分かってほしい」と伝えても誰も理解を示してくれなかったので。

誰にも理解されないことがこんなにも辛く悲しいことだなんて思いもしませんでしたよ。

親も理解はあまりしてもらえませんでしたが、心配はしていました。
家にあるカミソリなどの刃物類は徹底的に隠されましたしね。

 

ですが、ある時ちょっと警察沙汰があって、その件以降、親は刃物を隠すこともしなくなり、「自傷行為したければすれば?」というスタンスに変わりました。

そういったことがあってから私は私で、自傷行為の歯止めがきかなくなり、リストカット以外にもOD(オーバードーズ。大量服薬のこと)や根性焼きなど、あらゆる手段を使って自分の身体を傷めつけるようになり、自傷行為に依存する形になったんです。

 

 

SOSに気付いてほしかった・・・

少なからず私には、自傷行為をして『こいつ頭おかしくなったんじゃないか?』と思ってもらいたかった気持ちも(打算的ですが)ありました。

とにかく誰かに助けてほしかった。

彼氏からの精神的DVから抜け出したい。
この苦しみを誰かに気付いてほしい。
大丈夫?って声をかけてほしい。

そういったことをずっと考えていたんですよね。

当然ながら『察してちゃん』だと気付いてもらえなかったわけですが(笑)

DV彼氏のことを誰かに相談出来ていたらまた違った未来があったのかも知れません。

親にも友達にも誰にも相談出来ずに一人で抱え込むのがいけませんでした。

その時はもはや自分一人で解決するだけの力が残っていなかったので、誰かに解決してほしかったんですよね。

声に出して誰かに助けを求めれば良かったと心のそこから思います。

 

 

今となっては少し後悔も・・・

今現在、リストカットの行為自体に後悔はしていないです。
けど、自分の手首や両腕に無数の傷跡が残っており、夏になると仕事で半袖になるので多少抵抗はありますね。

まぁこれを後悔と言うのでしょうが(笑)

幸いにも私は周りの方々に恵まれているので、何か言われることはほとんどないんですが、それでも全く何も言われることがないということではないので、腕の傷跡に関して聞かれるとちょっと口ごもってしまいます。

中にはやっぱり理解してもらえなくてキツイ言葉をかけられたこともありましたよ。。。

ただ、この傷は私がつらい経験をしてきた証なので、否定するつもりも消すつもりも今の所ありません。

うつを患っていた当時は「この傷跡消さなくちゃ…皮膚移植しかないかな?」とか結構必死に考えていたんですが、今となっては、あの経験があるからこそ『今の自分』が存在するんだ、と前向きに捉えることが出来るようになったので、あまり傷のことに関しては気にならなくなりました。

なので無数の傷跡が残っていますが、今の所消すつもりはないんですよ。

私が心の傷と闘ってきた証拠です。
私はこの傷跡とこれからも生きていきます。

当時の自傷行為をしている自分を思い返すと、相当心が弱ってたんだなと思います。
正常な判断も難しくなってましたからね。。。

あなたはどうですか?
リストカットしていませんか?

自傷行為自体は悪いことではないと私は思っています。
それで心の安定が保たれるのなら、多少の自傷行為はやむなしでしょう!

いつかきっと自傷行為から卒業出来る日が来ますよ。

焦らずゆっくり、あなたのペースで歩いていって下さい。

もしもあなたに自傷行為をやめたいという意志があるのなら、こちらの「リストカットをやめたいと思ったら・・・たった4つのポイント」を参考にしてみて下さいね。

 

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